雑記

Snow Man中心に色々。よく祈ってます。

ここが好きだよ佐久間くん

 頬に散らばるほくろ、ピンク色の指先、夢をひとつひとつ叶えていくところ、優しいところ、ダンス、きゅっと上がった口角、突如現れるお兄ちゃん感、かと思えば最年少と同じ土俵に立って喧嘩しちゃうところが好き。
重力を感じさせず、身に纏う服すら操ってしまうところが好き。いつだってすぐに言葉を届けてくれる真摯さや人を叱ったり注意できるひたむきさが好き。佐久間くんの好きなところは言語化できるもの、できないものも含めてたくさんあるのですが今回は人を叱ったり注意できる点についてつらつら書いていきます。
 私事ですが今、社会人として若手を脱し中堅になりつつあります。後輩が入ったり、研修で学生さんが来たりと年齢や経験年数が下の人と関わる機会もちらほら出てきました。そのなかで思ったのは叱ったり注意するのはしんどいということです。
 学生時代、後輩を指導しなければいけない場面があったのですがかなりストレスでした。問題が発生してまず最悪だと頭を抱えました。事前に言うことを考えて翌朝そのクラスに行って、同じ委員会の後輩には更に詳しく伝えてと思い出すともうしたくありません。いくらこちらが正しかったとしてもです。心身ともに疲れるというのが強く印象に残っています。
 今のところそういった機会は少ないですが、いつかはと考えただけで憂鬱になります。しなくていいならしたくないです。見ないふりできるなら見ないふりしたいし、誰か別の人が代わってくれないかなと思ってしまいます。
 でも、佐久間くんは見ないふりしない人です。自分が気付いたなら自分で伝えます。間違いなく彼の強く、美しい部分です。
 しばしば佐久間くんは怖い先輩だった、後輩に注意や指導をしていたというエピソードを聞きます。それスノのすぐオコになっちゃう人ランキングでは4位でした。RIDE ON TIMEでは実際に後輩を指導している姿も映っていました。ラウちゃんは10000字ロングインタビューで以下のように話しています。
「反対に言葉で注意してくれるのが佐久間くん。やっぱ後輩に怒ったりするのって心の体力使うじゃないですか。メンバーなんで、しかった後も一緒にいなきゃいけないから、できるならしかりたくないはずで。でも、俺がまちがったことしちゃったときは、必ずすぐに指摘してくれる。もしも知らないうちに道を踏みちがえても、佐久間くんが気づかせてくれるって安心感がある。そのおかげで、どんなことにも怯えず僕は挑戦できる」
 本当にその通りで心の体力が削られます。なんなら肉体的な体力も。ちょっと気まずいし、改善されたか評価もしないといけないし。その瞬間だけじゃないのがしんどさ増すポイントですよね。
 ここで怒る、叱る、注意の違いなのですが


怒る:腹を立てる。興奮して気を荒立てる。
叱る: 相手の非を咎め、厳しく注意する。(腹を立てているわけではない)
注意: 気をつけるように傍らから言うこと。忠告。


 叱る、注意は相手や物事を良い方向へ変化させるための働きかけになります。仕事に関して佐久間くんが行うのは叱る、注意で個人的な感情や興奮して責め立てるわけではないんだろうと。大変さと真意を分かっているからラウちゃんは佐久間くんを信頼し、きちんと受け止めているんだと考えました。ちなみにラウちゃんとボディソープの使用量で喧嘩したときは腹を立てていそうなので怒っていると思っています。いや、まあ人のものを7プッシュは多いよね。1回じゃなくて舞台期間中に何回もされてたとしたらそりゃ怒るよ。
 話は戻って、注意できる佐久間くんすごいなって思います。佐久間くんは元々思ったことをストレートに出すタイプではありませんでした。どうせ伝わらないと諦めて黙っていた幼子が自分を変えて、パフォーマンスや作品をより良くしようと相手に伝えているんです。きっと良くするためなら嫌われてもいいと思いながら。君がやれと固い声で言う佐久間くん、後輩の声出しに付き合う佐久間くん。良いものは良い、悪いものは悪いと臆せず言えるようになるまでどれだけの勇気や覚悟が必要だったのでしょう。心にたくさんの引っ掻き傷がついた日もあるのかもしれません。彼の厳しい言葉はたぶん正しいことが多くて、優しさのひとつの形でもあっただろうけど全ての人が言葉をすんなりと受け入れられるものでもなくて、佐久間くんの言葉や気持ちが実を結ばなかったときだってあったのかもしれない。注意や指導を捻くれた気持ちで流してしまったことが私にはあるから、良くなりますようにと願って伝えた言葉が受け取ってもらえなかったことがあるから。たらればだけど、考えただけでやんわりと胸が苦しくなります。
 佐久間くんはかつて「アイドルは笑顔を見せる仕事じゃない、笑顔にさせる仕事なんだ」とにこにーのセリフを言いました。普段、目にする姿とは違うけど後輩を指導する佐久間くんも見る人を笑顔にするために頑張るアイドルな佐久間くんでした。佐久間くんにとって最前列にいるファンもアリーナの端にいるファンも同じように感動させて心を震わせたいし、同じであるべきなのでしょう。なぜなら同じチケット代を払っているのだから。等しくアイドルとファンという関係性だから。届けるために全力で120%の力でパフォーマンスする佐久間くんを尊敬しています。そんな佐久間くんが大好きです。
 佐久間くんはたぶん目標のためなら我武者羅になれる人です。反復練習が好きと笑って言えるような人です。できないからできるようにするのを努力と捉えるか当たり前と捉えるかは人それぞれで、時にはその違いから衝突したり相手の話を素直に受け止められなかったりすることがあるかもしれません。だけど、どうか佐久間くんの気持ちがきちんと届きますように。削った心が佐久間くん自身や相手が纏うきらめきへと変わりますように。そう願っています。