雑記

Snow Man中心に色々。よく祈ってます。

佐久間くんについて

Ⅰ.初めに 
 佐久間くんに関して考えたことを自分なりにまとめたものです。過去のレポやブログなど以前よりSnow Manを応援している方々が残してくださった新規には貴重な情報や雑誌、テレビ、YouTubeなどの行動を基に考えましたがニュアンスが違ったり、事実と異なる部分もあったりするかもしれません。また同じ情報であってもの人によって受け止め方は違うので、全てオタクの独り言として受け止めてくださるようお願い申し上げます。またネタバレには一切配慮していませんのでご注意ください。



Ⅱ.佐久間くんってどんな人
1.今と昔の違い
 佐久間くんを想像したとき私の頭の中に浮かぶのは笑顔の彼である。目を細め、きゅっと上がった口角をさらに上げて、少し高い笑い声が今にも聞こえてきそうな笑顔。他には切り込み隊長、アニメオタク、アクロバットがすごい、他担狩りなどの言葉が浮かんでくる。Snow Manをよく知らない人から見たら明るい、元気、アニメが好きなジャニーズなどが彼の印象として挙げられるだろうか。メンバーからの声としては康二くんが佐久間くんのことを太陽と言い、Snow Manの中で一番ヒーローのイメージにはまると言ったのはふっかさんだった。
 Snow Manの中でも明るいイメージが強い彼だが自身や周りの発言から昔はそうでなかったことがうかがえる。そこで陰キャだったという佐久間くんの幼少期や現在に至るまでの変化についてエリクソンのライフサイクル論を手掛かりに考えたいと思う。


2.児童期から現在まで
 心理学者エリクソンは人間関係や社会関係の発達段階を8つに分け、これをライフサイクルと呼んだ。各発達段階には発達させるべき自我の発達課題があり、人はその発達課題を達成しながら生きていく。それに失敗した場合にどのような精神状態が生じるかも示されている。エリクソン、発達課題で調べてもらえばすぐに出てくるのでそちらを参考にどうぞ。
 児童期(1歳~就学まで)と学童期(小学生)の発達課題はそれぞれ「自発性」と「勤勉」であり、発達課題の失敗によってもたらされるものは「罪悪感」と「劣等感」である。10000字ロングインタビューの中で佐久間くんは気持ちを表現することも諦めずっと黙っているようなコだった、自主性とか自発的ってものが欠片もない幼少期だったと話している。
 児童期にあたる4歳以降は複数の子どもたちと協調遊びができるようになる。ふり、見立て、つもりなどの組み合わせにより複雑なごっこ遊びを組み立てられる。ごっこ遊びには架空の設定を共通理解するために自分にイメージを相手の子どもに伝えられる言語機能と相手の行動や意図に対する理解が求められる。当然、子どもよりも成人のほうが表出、理解ともに機能は発達しているが佐久間くんは親に対してもうまく答えられず、言っても伝わらないだろう、分かってもらえないだろうと諦めていた。そんな佐久間くんが上手に同い年の子どもとコミュニケーションをとれていたとは考えにくい。佐久間くんが幼少期は体が弱かったということは本人から様々な媒体を通して知らされている。夏、教室にいるだけで熱中症になるような子がクラスメイトと外で遊べただろうか。学童期は学校という集団の中で教師や保護者からだけではなく、仲間に認められることも等身大の自己評価に繋がっていく。運動も嫌い、スポーツも嫌い、自主性もない佐久間くんがクラス内で認められる経験というのは少なかったのではないだろうか。佐久間くんから小学校のときお世話をしてくれる女の子が11人いたという話をしばしば聞くが同性の友達とのエピソードはほとんど聞かない。
 少し話は逸れるが、質問に対する回答の中で佐久間くんは靴下の履き心地について例に挙げている。皮脂が出ないから小さい頃から皮膚科にかかり、今も処方されたものを使用している佐久間くんの肌はきっと強くない。めめだったか、しょっぴーだったかも肌がデリケート的なことを言ってた気がする。言ってなかったらごめん。臨床発達心理士である山口創は著書の中で「肌というのは体の内部と外部を隔てていると同時に、心理学的にみると自我という心の内部と外部をも隔てている。内部と外部が接する境界、つまりインターフェイスなのである。」と述べている。また「肌の境界感覚があまりに弱いと、人から影響を受けすぎて自分というものがなくなってしまう。たとえば自分を主張したり表現することができず、常に他人に合わせることでよい子を演じてしまう過剰適応の行動となる」と述べている。皮膚には体内の水分の蒸発の防止と、外界からの異物の侵入を防ぐというバリアとしての機能がある。佐久間くんのバリア機能が低かったと仮定すると、幼少期の自主性や自発性の低さにも繋がってくるのではないかと考えた。
 そんな佐久間くんだが性格が変わったきかっけとしてダンスを始めたのが大きいと話している。佐久間くんは小学校2年生のときにダンスと出会い、楽しいという気持ちが生まれて続けている。ダンスだけが自分を唯一表現できる気がしたと言葉をそのまま受け止めるならば佐久間くんが言語表現よりもダンスのほうが自己を表現できると判断したのだ。佐久間くんはダンスを始めたことにより自己表現の手段を得た。同時に学校以外の社会的な場、しかも厳しいものの褒めてくれる、認めてくれる人がいる場の獲得でもある。
 音楽療法というものをご存知だろうか。日本音楽療法学会では音楽療法とは「音楽のもつ生理的、心理的、社会的働きを用いて、心身の障害の回復、機能の維持改善、生活の質の向上、行動の変容などに向けて、音楽を意図的、計画的に使用すること」と定義されている。社会的働きとは音楽がコミュニケーションの役割を果たす、パイプ役となることをいう。精神科医である松井は音楽の持つ性質として以下の10項目を挙げている。

音楽は、知的過程を通らずに、直接情動に働きかける。
音楽活動は、自己愛的な満足をもたらしやすい。
音楽は、人間の美的感覚を満足させる。
音楽は発散的であり、情動の直接的発散をもたらす方法を提供する。
音楽は、身体的誘導を誘発する。
音楽はコミュニケーションである。
音楽は、一定の法則性の上に構造化されている。
音楽には多様性があり、適用範囲が広い。
音楽活動には、統合的精神機能が必要である。
集団音楽活動では社会性が要求される。

 まあ、こんな感じの性質があるので佐久間くんがダンスを続けようと思ったのかなとか、ダンスという音楽活動を通して佐久間くんの自主性、自発性、社会性が育まれたり、自信に繋がったりしたのかなとか考える。とはいえ言語で上手にコミュニケーションをとれたのか、言葉で伝えることを諦めなくなったかは別だ。今後の佐久間くんの様子から判断するとおそらくちゃんと言葉にしよう、伝えようという変化はない。ダンスをやりたい、自分を表現できると自主性、自発性があるものの発達課題の達成という点では部分的な達成だろう。
 青年期(13~19歳)の発達課題は「同一性」であり、失敗によってもたらされるものは「役割の混乱」である。また発達課題の達成によって「忠誠心」を得るとも言われている。同一性は学童期までの発達課題を獲得しながら準備され、自分とは何かを問うモラトリアムの時期を経て統合されていく。この時期の主な対人関係の範囲は仲間集団と指導性モデルとなっている。  
 中学生になり佐久間くんはジャニーズ事務所に入所した。初めは嫌だった、でもダンスができるならいいかと踊り続けたとのこと。ライブ出演をきっかけにジャニーズのことも好きになっていった佐久間くんは中2組としてしょっぴーや舘さんたち同級生と行動を共にするようになる。それスノの花火&たき火編で、入所してしばらく経つまで引っ込み思案で恥ずかしがり屋で人の顔ばかり見ていたと話しているので、まだ現在の佐久間くんではない。ただ阿部ちゃんからの電話をきっかけに色んな人と連絡先を交換したり話したりするようになったらしい。青年期ではこれまでの自分とは異なる自分とは違う自分と実験的に同一化する、つまりこれまでと異なる自分を演じることで自分らしさを探り、新しい自分を発見していく。佐久間くんにとっても阿部ちゃんからの電話をきっかけに、また阿部ちゃんをモデルにして新しい自分を探り始めたのではないだろうか。
 2009年、Mis Snow Manが結成される。流動的だったメンバーが固定され、ユニット名がつき、活動の勢いは増していった。とはいえデビューできるわけでもなく、現状は変わらない。
 翌年の2010年、17歳の佐久間くんはある人と出会う。そう、宮田くんである。佐久間くんは宮田くんのことを俺の教科書と言っている。佐久間くんはジャニーズでありながらアニメオタクという道を切り開いたのが宮田くんだと何かで言っていた。たしか。宮田くんのお陰でアニメ好きという自分を形成する要素、自分らしさを発信できると佐久間くんが考えているのなら、佐久間くんにとって宮田くんは自分に自信を持てるきっかけとなった人であり、教科書というようにモデルとする人なのだろう。なんとなく佐久間くんが宮田くん大好きな理由は分かるような気がする。佐久間くんは宮田くんは優しいから悪い虫がつかないように気を付けているといった旨のことを話したらしい(Twitterで見かけた情報なので違ってたらごめんなさい)。誰だって自分の大切な教科者が汚れたり傷付いたりするのは嫌だよね、自分だけの教科書がいいよね、佐久間くんのガードが鉄壁レベルなのも仕方ない。
 高校生になると将来何をすべきか、何をして生きていくかと進路についても深く悩むようになる。佐久間くんもメンバーとデビューを目標にしようと話したりしている一方でメンバーの離脱や阿部ちゃんの一次活動休止もありMis Snow Manは空中分解状態で、将来に対してフワフワしていた部分があったという。
 2016年、阿部ちゃんが復帰して、滝沢歌舞伎の舞台上で6人のSnow Manが生まれる。しかしデビューはできず、ひたすらバックで踊る日々が続く。ダンスが大好きな佐久間くんが踊らないほうがいいんじゃないかと考えるほどに変わらない日常は、想像以上に苦しかったのかもしれない。年齢を重ね、佐久間くんは大学卒業を迎える。このままJr.を続けてもいいのかという壁を佐久間くんは「ま、いっか。しょうがねえな」と乗り越えた。消去法で選んだ道がこの道じゃないと嫌だと、これがやりたいのだと思ったのである。
 エリクソンアイデンティティには次の基本要素があると考えた。

自己の斉一性:自分からも他者からも、その人であると認められること。
時間的連続性と一貫性:過去の自分も現在の自分も同じであること。
帰属性:社会集団に属し、一体感をもつこと。

 入所してから重ねてきた経験や色んな人達との出会いを通して佐久間くんは他者からも、また自分でも佐久間大介という人間を評価してきたと思う。その中で、きっと自分を認められることもあったはずで、消去法で選んできた道が進みたい道へと繋がっていて、名前が変わろうともメンバーの変化があろうとも変わらない仲間もいて、佐久間くんにとってSnow Manであることがアイデンティティとなったのではないかと考える。ただ、佐久間くんに限らず、どの段階においても発達課題を完全に達成しないと次の段階に進めないわけではないので、達成している部分もあれば未達成な部分もある状態である。佐久間くんもSnow Manであることをひとつのアイデンティティとしたものの、あくまでひとつの要素であり完全に青年期の発達課題を達成できてはいない。佐久間くんはまだSnow Manの中でどう生きるか、何をすべきなのかが定まっていないのである。
 成人期(20~39歳)の発達課題は「連帯性」であり、失敗によってもたらされるものは「孤立」である。成人期は自分を確立していき、友人や社会、恋愛などにおいて信頼できる人達との仲を深めていく時期である。連帯性を獲得していくにはアイデンティティが確立されている必要があり、達成できていないとネガティブな気持ちになったり、他者との関わりが浅い表面的なものになったりするとされている。前述したように佐久間くんはまだアイデンティティの完全な確立(完全に確立するものかどうかは置いといて)には至っていない。またメンバーとの距離を縮められず壁を感じたり、嫌われているのかなと不安になったりしている。成人期は自分らしさをどのように発揮するかが問われる時期である。曖昧な自分らしさを、孤独感のある集団内で発揮はできないだろう。佐久間くん、ここにきて達成できていない課題の影響が出ている。ならばどうするかだが前の発達段階に立ち戻り、課題をクリアしていく必要がある。嫌われてもいい、失敗してもいい、グループのためになるなら思ったことは全部口に出そうと考え、メンバーとコミュニケーションをとっていくようになった。また切り込み隊長というSnow Manの中での役割、すべきことを定めた。これらは児童期、学童期に達成しきらなかった自発性、青年期における発達課題である同一性の獲得だと考える。
 佐久間くんは思わず口火を切っていたと話しているが、人の顔色ばかりうかがって黙っていた佐久間くんが先輩のコンサートのMCで一歩前に出るのは非常に怖いことだったと思う。佐久間くんは自分を変えてみせたが、自分を変えるためには自分を深く見つめ直す必要がある。自分を見つめることは自己嫌悪感を抱きやすい状況に自分を置くことであり、精神的苦痛を伴う作業とされている。まずそれができるのがすごいよね。また深い内省にはメタ認知を要する。ダンスや普段の行動、表情をとっても佐久間くんは外からどんなふうに見えるかの理解が非常に上手い。それは身体に限らず、心理面でも同じなのだなと思った。
 またまた話は逸れるが基本的に人間の行動は一定の法則に基づいて学習されたものと考えられており、その視点から見ると精神症状も同じく学習されたものとなるが、全ての学習が適切なものとは限らない。学習性無力感という言葉がある。簡単に言えば「やっても無駄だから何もしない」と行動を起こさなくなってしまうことだ。佐久間くん、まさに言葉にして伝えることをどうせ分かってもらえないと諦めて黙ってきている。学習性無力感は自分の行動と結果が結びつかないと学習することからきている。逆に行動は結果に結びつくのだろ実感することで無力感を防ぐことができる。そこで佐久間くんの場合はまず行動を変える必要が出てくる。佐久間くんは梶くんとの対談の中で「自分の考えや感情を表に出せるようになったのはアニメの影響が大きいんですよね。こういう人になろうというマインドでキャラクターを好きになって、その影響で、今の自分が出来上がった」と話している。認知行動療法の技法の1つにモデリングというものがある。モデリングとは「他者の行動や結果をモデル(手本)として観察することにより、観察者の行動に変化が生ずる現象」を指す。ざっくり言えば上手にやってる人がいたらそれを真似するよねってことである。バンデューラはモデリングの過程と4段階に分けて提唱している。

注意過程:モデルとなる対象とそのモデルが持っている特徴を選択し、観察している段階。
保持過程:観察したモデルを記憶に残している過程。
運動再生過程:記憶に残したモデルの発言や行動を自ら再生する過程。
動機付け過程:モデルを模倣することで学習した行動を続けることの動機付けを行う過程。

 佐久間くんがモデル=なりたいキャラクターとし、このキャラだったらこういう反応をすると想像し、模倣を行い、メンバーやファンや先輩方からポジティブな反応が返ってきたとするならモデリングが当てはまる部分があるのではないかと考えた。
何が言いたいのか分からなくなってきたが、だらだら書いたことを経て現在の佐久間くんがいるのではないか思っているということである。知らんけど。


3.現在の佐久間くんとその役目
 佐久間くんはSnow Manとはという質問に対しての佐久間の全てと答えている。今の佐久間くんはSnow Manというアイドルグループのために、Snow Man佐久間大介で居続けるために、本人の言葉を借りるなら第3形態となった佐久間くんだ。他のメンバーが帰る場所、家族と答えているなか全てと答えた理由が何となく分かるような気がする。自分を変えるために自らを腑分けし、Snow Manを軸に目指すべき姿を付け足して、変えたい部分は除いて、そうして再構築されたのが今の佐久間くんなら、確かにSnow Manが彼にとっての全てなのかもしれない。佐久間くんは自分の役目はメンバーを笑わせることだと話している。佐久間くんがいて、メンバーが笑っていて、その姿を見ていると笑顔になるよ、幸せな気持ちになるよと声を大にして叫びたい。
 メンバーを笑わせるという役目はとても大切だと思うし、彼はその役目を果たしていると思う。ただ、それ以外の役目もあるんじゃないかと考えた。
 Snow Manのリーダーはひーくんで、MC役はふっかさんだ。状況に応じて、この2人のどちらかが指揮を執ることが多い。そのどちらからも頼りにされているのが佐久間くんだ(他の皆が頼もしくないってわけじゃないよ!)。9時間生配信や2時間生配信、それ以外のところでも佐久間くんの気遣い屋さんな場面がしばしば見られている。他の誰かが気付くより先に動いているが、見ていて佐久間くんばかり動いているという気分にならないあたり振る舞いが上手い。切り込み隊長でありながらも周りをよく見てフォローもできる佐久間くん、そりゃ頼りになるわ。佐久間くんの周りから見られる姿をよく理解しているところや、周囲をよく見ているところはきっと彼の人の顔ばかり見ていた、嫌われるのが怖かった過去によって意図せず育まれた部分なのかなと思ったら少し胸が苦しい。話が逸れた。まずは頼られポジかつフォロー役というのが役目としてあると考える。
 次に試金石としての役目だ。佐久間くんは切り込み隊長である。佐久間くんを温かく受け入れてくれるノリならメンバーも同じノリでアットホームな雰囲気で進めばいいが、もし違うなら対応を変える必要が出てくる。万が一、佐久間くんにひどいことをするようならメンバーは警戒する必要があるし、佐久間くんが安心しきっていたらメンバーも安心して臨めるだろう。それスノの吉野Dは佐久間くんについて「いつも彼が一番にスタッフの名前を呼ぶんです、それはメンバーにこの人はこういう名前だよって知らせる役目もあると思っていて。常にグループのことを考えて動いているんだろうなと。」と語っている。名前を知らない人よりも、信頼しているメンバーが名前で呼んで話している相手のほうが親近感や安心感が湧くのは自然だろう。佐久間くんはグループの方向性を決める指標という役目を持っていると考えた。
 2012年、滝沢歌舞伎の舞台を行っている頃、つまり6人のSnow Manが結成された頃に佐久間くんは滝沢くんから「佐久間は岩本や深澤の後ろにパッと隠れたりすることが多い。俺は佐久間にはこのグループのサブリーダーぐらいの位置にいてほしい」と言われている。当時の佐久間くんはしっくりこなかったようだが今の佐久間くんを見ているとなるほどと腑に落ちた。集団のNo.1から頼られていて、周りをよく見てフォローが出来て、グループの方向性を考える上で影響力の大きい人は確かにサブリーダーに適している気がする。リーダーとかサブリーダーの素質とか役割について学んだことがないのであくまで個人的な考えとしてね。また個人的にはサブリーダーの役目としてリーダーの代わりを務められることが必要だと考えている。ひーくん不在のCDTV、あのステージを纏めていたのは佐久間くんだった。自担だから贔屓目で見ているのかもしれないけど、でもテレビ越しに見ている人の心まで掌握するような鬼気迫る気迫と魅力があのときの佐久間くんにはあったのだ。頼られていることも含めて、佐久間くんは集団を統率できる人だなと感じたので、滝沢くんの発言が腑に落ちたのだと思う。本人やメンバーがどう思っているかは分からないし、実際サブリーダーのポジションについているわけではないが、今の佐久間くんはサブリーダーという役目を担っている人なのではないかと考えた。


Ⅲ.佐久間くんと他メンバー
1.佐久間くんと他メンバーとの関わり
 佐久間くんと他メンバーとの関わりについてもはや考察でも何でもなく、ただひたすら感じたことを書いていく。落とし込めているいないで文章量に違いが出ているものの全員大好きなので悪しからず。また初めに個人的なキーワードを並べるのでそれで解釈が合わないなと思ったら読まずに無視してもらえると心穏やかに過ごせると思います。自衛よろしくお願いします。
なべさく:対等/一目置いている/お買い物友達
めめさく: 熱量/韓国/甘えん坊な一面を引き出した/怖い先輩/分かり合えない
さくこじ: 太陽/尊敬/キーパーソン/明るい方へ/似てるけど違う/庇護対象
だてさく: 同じ素材だけど別の形/背中合わせ/考え方が似ている/一緒に/氷河期
さくラウ: 庇護対象/ダンスという共通言語/ラジオ/波長/陰キャ/踊る生き物
いわさく:ダンスという共通言語/兄弟/神様/庇護対象
あべさく:お互いがお互いの光/人間球体説/性質が似ている/冷戦期
ふかさく:COD/閾値が似ている/尊敬/心の柔らかなところを預け合っている


2.しょっぴーと佐久間くん
 べったり仲良しというイメージはない2人である。いや、でもキーケースの色を相談したり、買った物を報告し合ったりって仲良くなかったらしなくない? 佐久間くん曰く一番連絡取りあっているのがしょっぴーとのこと。で、普段のメールを再現したという例のあれ、しょっぴー思ったより佐久間くんの相手してるなと思った。だって、見た人は分かると思うが前半はただのダル絡みである。私ならスタンプだけ送って無視している。そんな内容にも関わらず「なんかあったら相談してな」と返すしょっぴーは優しい。優しいといえば佐久間くんが10000字インタビューのなかで翔太は優しいから本心を言わなかった、グループのために耳が痛いことも言ってくれるようになったと話している。いきっていたという昔、後輩に厳しく指導していたのもきっと優しさのひとつだったのかなと思う。この2人は怖い先輩筆頭である。過去のブログを拝読する限り、しょっぴーは真面目だったらしい。ちょっとふざけてる他のジュニアを置いて練習するタイプ。それスノでもスタッフさんからしっかり話を聞くタイプ、ふざけないと指摘され「こっちでふざけて、こっちで聞くとかできない」と答えている。たぶん当時は渡辺たちとか岩本たちとか言われていた真面目な集団のなかでも真面目なほうだったんだろうな。昔はしょっぴーがまとめ役だったときもあったようだし。そんな真面目なしょっぴーと、常に全力でパフォーマンスする佐久間くんだから後輩の指導も率先して行っていたのかもしれない。
 この2人で忘れられないのはしょっぴーが佐久間くんの良いところを語ったラジオである。正直すらすら答えるしょっぴーに驚いた。このラジオ以外でもしょっぴーは佐久間くんの空気作り、ムードメーカーという点としばしば話題に挙げているため(たしか)普段から佐久間くんが現場の空気を作ってると思っているのかな。良いところの2つめでは基本的に断らず否定から入らないと話している。知っている、実は動画をしょっぴーから撮ろうと声かけていたことを。知っている、チェアーや手をあげながらシャー!と叫ぶやつをしょっぴーやラウちゃんがねだっているということを。やれやれといった反応をしたり、つっこんだりするくせに実は佐久間くんに甘えていること気づいてます。
 甘えているとはまた違うが佐久間くんを頼りにしているんだと感じたのが康二くんの家に行ったらぶつかった相手が殺人事件の容疑者でというドッキリである。まず偽の康二くん家で過ごすなべさくの距離近いな、仲良しかよと思った。ロケよりも距離感近いじゃん。ニュースで殺人事件があったと分かったときぴゅんっと佐久間くんの後ろにくっついたとき、そしてそれに何も言うでもなくくっつかせておく佐久間くんに2人の力関係を見た気がした。
 おそらく、この2人はお互いに対等だと認識している2人である。だから一番ただの男友達に近い。頼って頼られて、ボケてつっこんで、そういうバランスが良いんだと思う。みんなを笑わせたい佐久間くんにとって物事を俯瞰で見られるしょっぴーが笑っているかどうかはどこまでボケていいかの判断基準でもあるし安心感にも繋がるのではないだろうか。今後もこの2人にはお互いのやることで爆笑し合ってほしい。

好きエピソード
・なべさくらじらーで佐久間くんの好きなところをさらさら挙げてくしょっぴー。
・10000字インタビュー「褒めるところしかない」
・どっきりで佐久間くんの後ろに隠れるし、誰か犠牲になるなら俺がなるという佐久
間くんにありがとうと返すしょっぴーと、テトが来た!な佐久間くん。
・ほしいものや買ったものを相談し合うなべさく。
・お互いの変化や、変わった時期をきちんと分かっているなべさく。


3.めめと佐久間くん
 関係性の変化が面白い2人だなと思っている。かつては他の子がジュースをこぼしただけで終わったと思う怖い相手から大学の先輩後輩へ、そうして同じグループのメンバーへ。ぎゅうぎゅうくっついていた時期を過ぎて現在はダル絡みする先輩と適度にあしらいつつ構う後輩という構図になっている。私のなかのイメージではめめちゃんは上下関係はきっちりしているイメージが強い。親しくなっても先輩や年上に対しては一定の礼節を保って接するタイプかなと。そんなめめちゃんが繋いだ手を振り払ったり、ピンク頭と呼んだりというのは意外というか、いつの間にそんなに仲良くなっていたのと驚きである。ただ近くなっただけではなく根底には信頼や尊敬のある2人だとも思っている。カレンダーのSnow Man掲示板でお互いに対する印象的な言葉を見て仕事に対する姿勢や熱量を認め合っているなと感じた。
 めめちゃんと佐久間くんは心の底から理解し合うことはできない2人だと思っている。なんで、どこからそう感じているのか自分でも分かっていないが何となくそんな気がする。分かり合う方法として言語以外に伝わってくる情熱や姿勢といった非言語的な要素が大きいのでどうしても理解しきらない部分が生じてくるというのもあるが、そもそも生き物として全くの別物なのだ。
 めめちゃんは以前佐久間くんの甘えん坊な一面を引き出したとインタビューで話していた。そのことや、ブログの近況報告などで佐久間くんをあしらいつつ構っているエピソードを知るたびに、めめちゃんが甘やかされているなと思う。許されているとも言えるのかもしれない。佐久間くんは優しいしフランクだけど身内と外との線引きはひどく明確な人だと認識しているので、メンバーに加入しためめちゃんが身内の枠組みに入って、それまで許されていなかった(佐久間くんが見せていいと自分自身に許していなかった)部分を目にするようになったのかなと。めめちゃんは人の心の機微に敏く寄り添える人なので佐久間くんが甘えられるというのも、もちろんあるだろうけど。

好きエピソード
・激辛ロケと反省会、その後の思い出したら何でもできる的なことを言ってためめちゃん。
・2人は風呂友!
・めめをよろしくお願いします教授に挨拶した佐久間くんと佐久間くんのお陰で入学できたと話すめめちゃん。
・ロックアイスのときの島動画で佐久間くんを抱っこするめめちゃん。
・めめちゃんにアクロを教える佐久間くん(2D2Dドキュメンタリー)
・怪我した佐久間くんに寄り添うめめちゃん(2D2Dドキュメンタリー)
・すのちゅトリカゴ回で佐久間くんに容赦ないめめちゃん。
・ペットボトルチャレンジでもぐもぐお弁当食べながら自分の隣の椅子を叩いて佐久間くんを呼ぶところ。
・フルーツサンド事件。
・「めめいなぁい」
・教場の撮影時、暗い気持ちになってたところで佐久間くんにニコニコ笑顔で声をかけられ一気に気持ちが明るくなった、Snow Manは自分の居場所なんだと思っためめちゃん。
 

4.康二くんと佐久間くん
 この組み合わせについてはよく分からないなというのが正直なところである。この2人に関して印象に残っているのはまだ加入して間もない頃の、YouTubeの京都南座舞台裏回。舞台袖で話しているときに空回ってしまった康二くんが袖奥の暗い方へと戻ろうとしたとき、明るい方へと康二くんの腕を引っ張って抱きしめたのが、一緒に明るい舞台を見たのが佐久間くんだった。あの頃、康二くんに限らず佐久間くんは加入したばかりの3人によくくっついていた。まるで居場所を示すように、俺はこいつらを受け入れている大事にしていると示すように。おそらく佐久間くんにとって今も昔も康二くんは守るべき対象なのだと思う。ただそれだけじゃないから、さくこじはややこしい。どうして2人はお互いを太陽だと言っているのだろう。
 佐久間くんは加入前から康二くんのことをキーパーソンだと、関西Jr.の主力だと認識している。面白い存在で、こういう人になりたいなと憧れの感情を抱くくらい魅力的な人だと話していた。憧れる笑いは康二くんの笑いだとも。かつての佐久間くんがなりたかったひとつの形が康二くんなのではないかと考えた。眩しくて、みんなを照らしてくれる愛される存在。康二くんが入ってグループに笑顔が増えたと彼ら自身言っている。なんとなく守るべき対象だけど尊敬や憧憬もあるという点で佐久間くんが康二くんを太陽というのは分かる。では康二くんから佐久間くんに向ける感情はどうだろうか。
 根っこになりたい、心のゴミ箱。康二くんがどこか自分を下げる発言をしたとき、一緒に咲こう、もっと綺麗だよと声をかけていた佐久間くん。舞台裏で手を引き、本番前は抱きしめた佐久間くん。ドキュメンタリーでは一緒にダンスを練習しているところをよく見かけた。実際に康二くんのダンスに佐久間くんを感じることもある。康二くんから見た佐久間くんは優しく頼もしい存在なのかもしれない。いつでもエネルギーに溢れているという点でも太陽のイメージを持ったのかも。どちらかといえば浮き沈みのある康二くんにとって佐久間くんの安定っぷりはすごいと感じるところなのかなとも考えてみた。
 変な言い方になるが康二くんが太陽として育って、昔から太陽ですという存在なら佐久間くんは違う。だから太陽である康二くんに憧れがあって、でも康二くんからしたら自分が太陽かなんて分からないし、佐久間くんだって十分に輝いている太陽なわけで、お互いが自分に向けられている感情に気づいていない2人なんだろうなと思っている。
 仲が悪いわけじゃない2人だがプライベートで遊んだ話は全然聞かない。岩本兄弟が年齢差のある兄弟ならさくこじは年子の印象を受ける。じゃれ合ってお互いに優しく声を掛け合っているけれど、ラジオでの佐久間くんの容赦ない感じと康二くんの遠慮のない感じとか。年子の兄弟で一緒に家にいれば遊ぶけど、外には遊びに出ないイメージ。あと2人、特に佐久間くんはプライベートで遊んだからといって仲が深まるタイプでもないと思うので、この2人はプライベートを一緒に過ごす必要性が薄いんじゃないかと考えた。2人きりでお出かけしないだけで家族(グループ)で出かければ仲良く遊ぶし大はしゃぎする。仲は良くて、仕事に支障はないものの一定の距離があるこの感じ、昔のふかさくと似てるなと思う。さくこじの距離は自然と縮まるものではなく、何かあったら話してなという康二くんか、大丈夫だよと答える佐久間くんのどちらかが一歩踏み出さない限りは変わらないだろう。それこそ、ふくさくのように2人だけの大仕事なんかがないと、腹を割って話す機会がないと縮まらないと感じている。今後、この先の2人に関係性の変化が楽しみだ。いや、でもさくこじは謎。

好きエピソード
南座舞台裏回で康二くんの手を引き、抱きしめる佐久間くん。佐久間くんの横顔、睫毛の影がすごく綺麗。
・いつか佐久間くん破裂しないか心配な康二くん。
・お互い可愛い可愛い言い合うさくこじ。
・卒業旅行回での寸劇。佐久間くんのTシャツが伸びないようにか掴み方を変える康二くん優しいね。
・こぉじぃ!という呼び方が可愛いです。
 

5.舘様と佐久間くん
 だてさくといえば氷河期である。中二組と呼ばれ、昔から関わりのある2人だが雪解けは2015年である。えっ、めっちゃ最近じゃんとびっくりした。私は雪解け後の仲良しな2人を先に知ったのでそんな殺伐期があったことにも驚いたし、雪解けが最近なことにも衝撃を受けた。いや本当にびっくり。クリエのときに2人で食事に行き、話し合ったことで同じことを考えていると分かり、背中合わせだっただけだと気づいた2人。とても抽象的な話なんですがだてさくって、姿形が違うけど実は同じ材質ってイメージで、たとえるならルビーとサファイア。色は違うけれど実はコランダムという同じ鉱石。そんな2人は対等な印象が強い。それを感じたのは佐久間くんから舘様への一緒に笑おう、背負っているものを分けてほしいという言葉や、舘様からの一番大切な存在ですという言葉。やっちまおう、全員ぶっ飛ばそうと話した日から2人は共闘している仲間なんだなと。同じ方向へ進んでいて、肩を組んだり二人三脚をしたりはしないけど、迷ったときには背中を叩き合い、疲れたときには支え合える2人だと思っています。なんというかだてさくに関しては今の形が美しく完成していて言うことがない。佐久間くんといるときのゆるっとした舘様可愛いとか、会話しなかったのが一番大切までよく到達したなとかそんな感じです。
 佐久間くん、誰よりも楽しんでねと舘様に願い、本人にも一緒に笑おうと伝えていますね。2021年の舘様はすごく楽しそうです。たくさん笑っているし、たくさんの人を笑わせていて佐久間くんも笑っています。だてさく仲良しハートフルワールドが永遠に続きますように。

好きエピソード
・5時間の語り合い
・乗馬回での頭ぽんぽん。
・料理アシに2回とも佐久間くんを指名する舘様と驚きつつも嬉しそうな佐久間くん。
・それスノキャンプたき火回は全員見てほしい。
・2D2Dのときの島動画はのゆるゆるだてさく。
御園座楽屋での佐久間くんソロコンを楽しく見ている舘様。
・佐久間くんから時々出る涼太呼び。


6.ラウちゃんと佐久間くん
 佐久間くんとラウちゃんは踊らないと生きていけない生き物だと思っている。ただ種類は異なっていて、ラウちゃんは踊るようにプログラミングされている生き物だと捉えている。対して佐久間くんはプログラミングはされていないので踊らなくても生命は維持できる。ただ言葉を自由に操るより先に唯一の自己表現として獲得したダンスなので踊らないと心が生きていけない感じかなと。
 ラウちゃんは佐久間くんに関して波長が合うと言っている。それを受けて佐久間くんは必要なときに必要な音楽を流してくれるラジオみたいな存在だと思った。お互いを盛り上げて元気を分け合ったり、ゆったりとした時間を過ごしたり。時には教訓となるようなことまで。ラウちゃんは実年齢より考えが慎重で大人びてるし柔軟さもあるけど頑固な一面もあると感じることが多いのだけど、波長が合う佐久間くんだから元気をもらいやすかったり、言葉を受け止めやすかったりするのではと思った。あとラウちゃんが元気ちょうだいって甘えられることにちょっと安心した。
 普段は年の差を感じさせずにいる2人だが時折感じる年長者と年少者の空気感が好きで、最近だと年明けすぐの2人のラジオとの10000字インタビュー内でのお互いに対するメッセージが印象に残っている。佐久間くんのなかでラウちゃんは導き、育む対象だし、ラウちゃんも佐久間くんを教えてくれる人、見本とする人だと認識している。年明けすぐのラジオで何と意図もなくラウちゃんにお年玉をあげているのも、やっぱり佐久間くんのなかでラウちゃんは年少者なのだと思った。ここでラジオがあるからと勘繰っちゃうラウちゃん可愛いし、本気でどういうことって分かってない佐久間くんも可愛かったです。ラウちゃんが来年もお願いねって言えるの来年も当たり前に一緒にいて、この人は自分に甘えを許してくれる、応えてくれる人だと佐久間くんを認識しているからだよなあと。アイドルって永遠じゃなくて、そんなことは彼ら自身がよく分かっていて、だから未来の約束をしているのを目にするとほっとする。ラウちゃんも同じなのかもしれない。約束をして、お兄ちゃんたちが頷くことで安心しているのかも。これからもお兄ちゃんたちと一緒に毎日楽しく過ごしてほしいです。

好きエピソード
・昔から親子揃って佐久間くんファンなラウちゃん
・9時間生放送で佐久間くん最高だよと褒めて抱きしめるラウちゃん
・恋バナ
・ラウちゃんにお年玉あげる佐久間くん
・運動が苦手で佐久間くんに仲間意識持ってるラウちゃんと、ラウちゃんの失敗を容赦なくへた~!っていう佐久間くん
・9人協力チャレンジのバスケでめちゃくちゃ佐久間くんに甘く応援してくれるラウちゃん。佐久間くんが決められないままブザーがなって一瞬静まりかえった直後に「聞こえない」と言ってくれた。トリカゴでもラウちゃんは「終わらせてあげたい」とたぶん触れるようにボールを蹴り、「頑張ったね」と言ってくれている。運動が苦手な佐久間担はラウちゃんの優しさに涙が出るかと思いました。それなのに佐久間くんは「ラウール俺よりへた~!」って、ごめんね・・・


7.ひーくんと佐久間くん
 いわさくといえば仲良しニコイチちゃんだ。外から見ていてもよく分かるのだが、ひーくんって佐久間くんのことが大好きである。うるさいから9人でのシェアハウスは嫌と言いつつ一緒に暮らすならふかさくを選び、彼女が参加する飲み会にはふかさくを派遣する。YouTubeふっかちゃんに会いに行く回では「佐久間にも食べさせたい」「佐久間にも買ってこう」、Snow Manでの自分の立ち位置を聞かれたら「暴れ佐久間の飼育員」と答え、教室の座席を考えたときには「俺は窓際の後ろでみんなを見守りつつ、隣の佐久間とくだらない話をしたいな」と佐久間くんをお隣さんにする。ふっかさんのことはもう1人の自分と言っているくらいだし、高校も一緒だし、分からなくはない。ただ、佐久間くんに関しては何であんなに好きなのかが疑問だった。
 数々の爆弾発言を残しているひーくんだが印象深いのは「俺にとって佐久間は人の姿を借りた神様だから。近くにいて笑顔にならないことがないんだよね」という発言である。日本では○○の神様のように優れた人を気軽に神ということがある。でも、同じグループの同じ世代の人を神と呼ぶことはあまりない気がする。TravisJapanのノエさんが阿部ちゃんのことを神様と呼んでいるが、あれはひーくんから佐久間くんに向ける感情よりも佐久間くんが宮田くんを「俺の教科書」と呼ぶ感情に近いだろう。進む道を示してくれた、道を切り拓いてくれた、目指すべきロールモデルに対する感謝や尊敬の念。大袈裟に言えば弟子たちがイエス・キリストを慕うのに近い感情だ。対してひーくんから佐久間くんに向ける「神様」は現世利益をもたらしてくれる存在というほうが近い気がする。現世利益とはWeblio辞書によると「神仏を信仰することによって、現世(現生)において得られる利益(利福)」となっている。困ったときの神頼みもこれにあたるだろう。ひーくんは佐久間くんを頼れる兄貴として挙げている。またYouTubeを見ていると佐久間くんのお兄ちゃん感がしばしば発揮されており、佐久間くんにとってもひーくんは可愛い弟だという認識があるように思える。前述した佐久間くんがサブリーダーという話を持ち出すなら、まだSnow Manじゃなかった頃から岩本たちと呼ばれまとめ役をしていたひーくんのフォローをすることもあったのではないかと考える。いや、そういうところがあったからこそ滝沢くんにサブリーダーくらいの位置にいてほしいと言われたのかもしれない。SASUKEのときに送られてきた変顔の写真、金スマでのひーくんの振り付けについて突っ込まれたときの言葉、きっと他にもあっただろうフォローや日々の楽しいという気持ちは佐久間くんからひーくんに齎されるご利益なのだ。自分を支えてくれる、助けてくれる存在だという認識と信頼があり、神様発言に繋がったのではないかと考える。
 もちろん、ひーくんが一方的に寄り掛かっているわけではない。ひーくんが佐久間くんの細かいボケを拾ったり、佐久間くんをフォローしたりすることもあるし、仕事について相談し合うなどお互いに支え合っている。佐久間くんはひーくんのことを御神木と例え、何があっても揺るがない頼りがいのある存在だと話していたことからも佐久間くんがひーくんを頼りにしているのだと窺える。だけども、おそらく根本が兄と弟なのだ。だからどれだけ対等で信頼し支え合っていても、佐久間くんにとっては可愛いひーくんなのだ。そこがいわさくとあべさくの違いでもある。
 蛇足になるがひーくん不在のCDTV、あまりにも佐久間くんが頼もしくて、でも孤独な王様みたいで、早くひーくんが帰ってきますようにって強く強く願った。幼い頃からダンスをしているメンバーは他にもいるけどダンスを共通言語としているのは佐久間くん、ひーくん、ラウちゃんだと思っているので孤独に見えたのかもしれない。

好きエピソード
・男がいる飲み会に彼女が参加するなら両隣にふかさくを派遣するし、下心ありそうな男が彼女に近付いたらふかさくと一緒に問い詰めると答えたインタビュー(ひーくんにとって、ふかさくは絶対的な味方なんだと思う)
・お化け屋敷回でいいなと言う佐久間くんに「一緒に行こうって」と泣きつくひーくん。
・2人でふっかさんの誕プレに靴のデザイン相談したところ。
・岩本くんこれやばくない?
・9時間生配信の「ただいまっちょっちょ」「おかえりっちっち」
・佐久間くんがバッターになった途端に張り切ってボール投げに参加するひーくん(TVガイドPLUS vol.41)
・出演したラジオでパーソナリティの方が佐久間くんの女形を綺麗だよねと褒めてくださったときに食い気味に可愛いと肯定したこと。


8.阿部ちゃんと佐久間くん、
 あべさく大好き、プラトンの人間球体説の片方ともう半分だと思ってる人間です。共通点ゼロというキャッチフレーズをつけられた彼らだけど案外共通点というか似てる部分あるし、とはいえ正反対なところもあって、そのバランスがちょうど良くて私の中では2つのピースから成るパズルみたいに、別の存在として独立してるけど、噛み合わせるとしっくりくる、どうしようもなくひとつなイメージ。メンバーを○○に例えたらという質問をされたとき佐久間くんは阿部ちゃんだけ雪の結晶とかサバとか他メンバーとは違う種類のもので例えることが多い。阿部ちゃんもなんかでそうだった気がする。阿部ちゃんは佐久間くんと自分をセットにすることが多くて、文房具のやつではシャーペンと頭にくっついてる消しゴムだと答えていて、えっ普通の消しゴムじゃ駄目なのかと私を震撼させた。他メンバーを同期や兄貴、エンターテイナーと関係性やイメージを答えていた質問では佐久間くんに対してはデコボココンビと自分とセットで考えている。お互いがお互いを別枠に置いているんだろうというのが透けて見える。 阿部ちゃんの誕生日動画でいつも誘ってきやがってと佐久間くんは話していた。阿部ちゃんも2020年、メンバーのなかで一緒にいた時間が長いのは佐久間くんだと答えている。仕事で一緒に過ごした時間はメンバーなら大きく変わらないだろうし、この2人だけがピックアップされた仕事はほぼない。ということはプライベートで一緒に過ごしてる。仲良しさんめ。2人はよく顔を見合わせてる印象が強い。2人にとってお互いが傍にいるのが当たり前で、そうやって顔を合わせて喜びや楽しさなど色んなことを共有してきたからプライベートとか仕事とか関係なく癖になっているのかもしれない。そこらへんが2人きりの世界とか、他のメンバーからも仲良しと言われる所以だろうか。あべさくは時々2人だけの世界を作っていると雑誌でも書かれていたし、見ていてそうだなと思う。2人だけの世界は他者の侵入を許さないお城というよりも、2人でイヤホンを半分こして音楽を聴いたり、2人だけが分かる言語がふとしたときに表に出たり、そんなイメージだ。幼い頃に作った仲間内だけで分かる暗号や言葉を今も使っているのにも似ている。佐久間くんがあべさく推して、マウントとっている印象が強いが裏話とか読むと阿部ちゃんから佐久間くんに絡みに行くことも多い。最近だと世界地図の風船や、頭を掴むやつ、俺たち入れ替わってる!?のとか。阿部ちゃんは佐久間くんからの愛情を疑っていない。だからキレ芸では対象に佐久間くんを選ぶし、ノイズキャンセル機能を使ってると言えちゃうのだ。佐久間くんの「あいっ」という言葉を愛だと受け取ったあたりも。
 数々のエピソードを持つあべさくで忘れてはならないのは阿部ちゃん拗らせ期とも反抗期とも言われているあべさく冷戦期である。あれは阿部ちゃんと佐久間くんが仲良しで、阿部ちゃんが佐久間からの愛情を疑っていないからこそ起きたことだ。あべさく冷戦期は多分だいたい2018年終わりがけから始まっている。阿部ちゃんの「佐久間になりそうだから壁を作ってる(ニュアンス)」や佐久間くんの「見える景色が変わってきたのかも(的な発言)」「阿部ちゃんが予定を教えてくれないし遊んでくれない(意訳)」という発言から始まり、途中であれ?元に戻った戻ってないどっちなの?というエピを挟みながらも佐久間くん曰くデビュー前後に以前の関係性に戻ったらしい。2018年春、阿部ちゃんは大学院を卒業した。他のメンバーのモラトリアムが大学までなら、阿部ちゃんは大学院までだろう。仲良し2人の冷戦期が今になって!?ってときにやってきたのはモラトリアムの期間の違いもあったのかな。阿部ちゃんは大学院の卒業(モラトリアムの終わり)を迎えたものの武器を生かして戦うことができない(アイデンティティを確立できていない)ことにより、自分らしさが分からなくなったのではないかと考える。阿部ちゃんが佐久間くんと一緒にいすぎて自分が分からなくなりそうだから壁を作っている、距離を置いているというのもそこからきているのではないだろうか。冷戦期の間に阿部ちゃんは自分の武器を磨いた。そうしてインテリジャニーズとしてクイズ番組にも呼ばれるようになり、阿部ちゃんは世界を広げながらも自分の武器、アイデンティティを確固たるものにしていった。青年期の課題を達成できたことにより、成人期の段階へと進んだ。アイデンティティを確立しているからこそ他者と親密に関わることができる。佐久間くんとの関係性が以前のようなものに戻ったのも、だからかな。しかし、まったく同じ関係とは思えない。以前のお互いの境界が曖昧な状態より自分ってのがはっきりした上で仲良くくっついてるほうが健全であり、適切な距離感だとは分かっている。ただ、佐久間くんからしたら仲良し阿部ちゃんがいきなり俺になりそうだから距離置くって雑誌で言ってて実際に距離を置かれているのだから、えっ、寂しいし不安になるくない?? あべさくの冷戦期は阿部ちゃんにとって佐久間くんの存在が身近で、大きいからこそ起きたことだ。だから実際は好きとか嫌いとかじゃなくて、好きだからこそ起きたことなのである。でも、そんなん佐久間くんが気付くはずない。何かしちゃったかなと言ってたし。阿部ちゃんは佐久間くんにとっての光だ。幼い佐久間くんに電話をかけてきた阿部ちゃん。佐久間くんはその電話が嬉しくて、自分から他の人と連絡先を交換するようになると行動に変化まで起こっている。自分の根っこの深いところにいる人から距離を置かれて不安にならないわけない。佐久間くんが前に阿部ちゃんと〇〇したとか、〇〇したいとかって話すのは阿部ちゃんからの愛情を確かめている意味もあるのではと勝手に考えて泣きそうになってる。佐久間くんが冷戦期があったと言っているのに対して阿部ちゃんはずっと仲良しだよ、離れてたときあったっけ、クイズに集中し始めた頃のことかな(ニュアンス)と答えている。サイコパス扱いされるの、たぶんそういうところだぞ阿部ちゃん。阿部ちゃんが佐久間くんの光であるように、佐久間くんも阿部ちゃんの光だ。それスノでは助けられたと、昔のインタビューでは佐久間といるときの自分は好きとも言っていた。佐久間くんの光に消されないように、一緒にいるために阿部ちゃんは距離を置くという選択をした。どっちが悪いとか正しいとかじゃない。2人にとってお互いが明るい方へと自分を導いてくれる存在だからこそ、きっとそれぞれに葛藤が生じた。とはいえ現在のあべさく、絶好調に仲良しなのでオタクは嬉しいです。既に述べたけど一緒に過ごした時間が最も長いんだもんね。阿部ちゃんにとって心の距離が近いのも佐久間くんだもんね。
 あべさくは佐久間くんがお兄ちゃん感を見せることもあるけどそれは阿部ちゃん相手だからというよりは年下に対する年長者としてであり、基本的には兄と弟とかっていうのはなく対等な関係だと思っている。あざとい警察ですと言うものの阿部ちゃんを可愛い可愛いはしてない佐久間くん。阿部ちゃんのあざとさはアイドルとしての振る舞い、あるいは彼の優しさや物腰の柔らかさから来ていると理解しているから佐久間くんのなかで阿部ちゃんのあざとさと可愛いの結びつきは弱いのかもしれない。阿部ちゃんは表現を模索中だから今は今の阿部ちゃんをよく見ておいた方がいい的なことも言っていたし。佐久間くんにとって阿部ちゃんは可愛いがる存在というよりも対等な関係なのだろう。

好きエピソード
・佐久間くんと舘さんが対談中なのに佐久間くんに何かを話に行き、佐久間くんも笑いながら相手して、舘さんに今対談中だよと突っ込まれるTVガイド2/5号裏話。
・それスノのデリバリー大食い回で料理が届かない阿部ちゃんが最下位でメンバー全員分自腹になるかもと心配したのか佐久間くんがお金持ってる?ほんと?とこっそり確認しているところ。
・自分の誕生日より宮田くんの誕生日のが大切という佐久間くんに、俺は7月5日も好きだよと言う阿部ちゃん。
・1週間オフになったらという質問に「ヨーロッパ旅行。ドイツでしか食べられないソーセージを食べてビールを飲みたい」という阿部ちゃん、「パリに行ってルーブル美術館をじっくり見たい」という佐久間くんの、そこ逆じゃないのって感じの回答。好きエピからは逸れるけど佐久間くん元々美術館に行くことはあるらしい。あとダンスに関して「踊って表現するときはね、その作品の一部、音楽の一部になりたくて。それができれば芸術になる」と言っていたらしい。憑依型といわれる理由はここらへんもあるのかな。
 

9.ふっかさんと佐久間くん
 ふかさくに関して前から何回か呟いたことがあるのですが、お互いの心の柔らかなところを預け合っている2人だと思っています。
 まず私もっとふっかさんってドライな人だと思っていました。失礼な話ですが完全に見た目の印象です。クズ男役のオファー来ないかなと思っています。そんな偏見もあり、グループのこともメンバーのことも大切に思っているし、みんなに優しい良い人ではあるものの、だからといって自分という存在は揺らがない冷静さや強固さを持っている人なのかなと思っていました。自分と他者の線引きがしっかりしていてかつ自分の感情も切り離して行動できる人だなと。だから、歌舞伎公演中に誕生日を迎えたふっかさんが泣きながら話したり、2D2Dでの挨拶だったり、1周年記念の生配信で涙ぐむふっかさんを見て、思っていたよりずっと心根の柔らかな人だと驚きました。佐久間くんがふっかさんに「もっと自由にしてやりたい」と伝えたのは、彼が最適解を導くために自分を殺せてしまうからで、優しさや臆病さ故に予防線を張って身動き取れなくなってしまうからではと、そんなことを考えました。しんどい。ふっかさんの臆病さは自分もだけど大切なメンバーが傷付かなくてもいいようにという慎重さなんだとも思っていて、MCだからってのもあるかもしれないけど何かあると「本当?」とか「分かんないけど、どうなの?」ってすぐに確認しているよね。後から詳しく述べるけど、そんなふっかさんが確認するより先に喜んだ姿が忘れられない。支離滅裂ですがふっかさんの心根が柔らかなものという前提で話してますということを伝えたいだけです。
 CODのときのサシ飯でお互いを理解し合えたという2人だけど過去のエピソードや映像を振り返ると決して不仲というわけではない。おそらく友人としてなら十分関係性は築けていた。だからこそ良好な関係が壊れてしまう可能性や、どうしたらいいのか分からずに中途半端な距離が空いていたのではないかと考える。でも彼らは友人というだけじゃなく一緒に人生をかけてひとつのことに取り組もうとしているメンバーだから中途半端な距離とお互いに抱いていた分からなさ故の遠慮を取り払おうと佐久間くんはふっかさんを誘ったのかな。そんな2人が腹を割って全てを話し合ったあの日、きっと2人の在り方は決定的に変わった。今まで2人の間にあったSnow Manという歯車はなくなって、ふっかさんと佐久間くんが直接嚙み合った。
 好きなふかさくはたくさんあるけれど映像部門ではRIDE ON TIMESnow Man #4 Never give up」で怪我した直後のステージからはけるときと裏で謝りながら歩く佐久間くんを見つめているふっかさん、それスノ#42の地上波レギュラー放送決定サプライズ発表の歌を聞いて喜んでいるふかさく、2D2Dドキュメンタリーでじゃれ合いながら廊下を歩くふかさくの3つは絶対に外せない。
 まずROTのふっかさん、佐久間くんの背中を見る顔がどうしてってくらい強張っている。それこそふっかさんも怪我の痛みを耐えてるのってくらい。預け合った心から佐久間くんの痛みや悔しさが伝わってくるから、分かってしまうから痛みに耐えるような顔になるのかな。反対に喜びや嬉しさも伝わってくるから、10000字インタビューで佐久間くんはふっかさんに嬉しいことがあったら泣いて喜ぶ自信があるって話したのかなとかそんなことを考えた。
 2つ目のそれスノ。地上波決定サプライズの歌を聴いている2人の表情や、ふとしたとき他のメンバーに見るところ、纏う空気や温度感が同じだなと思ったのだ。優しくて柔らかくて少しだけ昔の痛みを思い出したような、そんな空気。歌の最後に地上波レギュラー決定が発表されて、真っ先に手を叩いて、飛び跳ねて喜んだのがふっかさんだった。今までのふっかさんなら一瞬喜んでもすぐに冷静になって本当か確認したり話を詳しく聞こうとしたり優しさとも臆病さとも繋がる慎重さを見せていた。だけど、あの日は誰よりも早く手を叩き、拳を突き上げ、飛び跳ねて喜んだのだ。まだ戸惑っているメンバーがいるなかで、喜んでいるふっかさんの隣で同じタイミングで喜んでいたのが佐久間くんだった。2人が隣同士でよかったと心から思う。それ以外にも2人のやりとりを見ていると何かアクションが起きたときに同じテンションだったり、お互いの行動が読めるからこそ笑ってしまったりしていて、刺激に対する閾値が似ているなと思ったり、思わなかったり、また思ったり。
 3つ目の2D2Dドキュメンタリーでじゃれ合いながら廊下を歩く2人。佐久間くんが振り向く、変顔するというそれだけのことを何とカメラに気付く前からしてる。え、やってることが可愛すぎる。あのときのゆるゆるで一切気を張っていない姿があまりに無防備でびっくりした。なんとなく、2人だけだからの生まれた無防備さなのかもしれないと思った。佐久間くんは他の人には気を遣っちゃうこともあるけどふっかさんにだけは気を遣わずにいられると話している。ふっかさんは人の輪の中心から、佐久間くんは外から周りをよく見てきて、空気を読むとか顔色を読むとかってのが上手い人だと思う。相手を気遣える優しさも持ち合わせている。そんな2人だけどお互い考えが分かるようになったから取り繕ったり、相手に対して気を張ったりする必要がなくて、あのゆるゆるさに繋がったと思った。あのシーンは数えきれないほど巻き戻して見た。
 ふかさくの良いところ(他のメンバー間でもだけど)はお互いにお互いの努力を分かって、尊敬しているところです。かつて佐久間くんがした嫌われる覚悟は相手を傷付ける覚悟も含んでいると考えている。考えをまっすぐ伝えることで相手を傷付けるかもしれない、関係が悪くなるかもしれない。それらを踏まえた上で佐久間くんは変わってみせた。当然、自分が傷つく可能性もあるのに。自分を変えるために自分を見つめること自体が痛みを伴うのに。優しい人は誰かを傷付けてしまうとき自分も傷付くのにね。グループのために変わった佐久間くんの覚悟を分かっているからこそふっかさんは佐久間くんを見習うべき人として尊敬しているのかな。同じことがふっかさんにも言えて、佐久間くんの言葉を借りるなら昔のふっかさんじゃ考えられないすごいことをするようになったふっかさんを佐久間くんは尊敬している。お互いに尊敬し合っているからこそ全力で寄りかかることができるんだろう。切り込み隊長というポジションもあるけど、ふっかさんはまず佐久間くんに話をふることが多い。そこには佐久間くんなら大丈夫だという信頼があるんだと思う。
 また話は変わるがふかさくのキーワードのひとつに「自由」があると考えていて、freedomとlibertyならfreedomのほう。自由にしてあげたいも、元気ならそれでいいも、そのままのお互いを肯定する言葉だ。ありのままのあなたでいいから何にも抑えられることも損なわれることもありませんようにという祈り。抱え込みがちだというふっかさんに頼ってほしいでも相談してほしいでもなく、自由にしてあげたいと願う佐久間くんはふっかさんの本質をよく理解しているんだろう。本質を知らなければ自由にしてあげたいなんて考えない。信頼と尊敬がないと自由にしてあげたいなんて言葉は出てこない。私は佐久間くんの自由にしてあげたいという言葉と、嬉しかったと受け止めたふっかさんの気持ちを深い愛だと捉えています。

好きエピソード
・ふっかさん誕生日のときの佐久間くんの動画と、佐久間くん誕生日のときのふっかさんのブログ
・すのちゅザリガニ釣り回で釣竿をスタッフさんから受け取ったと思いきやすぐにふっかさんに渡す佐久間くんと笑いながら受け取るふっかさん
・佐久間くんのアクロを見守るふっかさんの真剣な顔
・9時間生放送のときの「あーーーーー!」
・一緒に買い物に行って服を選ぶふかさく
・突如として展開されるCOD
・ふっかさんが何かしてるときに爆笑して笑い声が高くなり、最終的には崩れ落ちる佐久間くん
人狼で確実に佐久間くんの役職を見破るふっかさん
・佐久間くんに声をかけ続けるすのちゅバスケ



Ⅳ.まとめ

 こうして考えたことを言語化してみたものの今の考えであって、もしかすると明日の朝には別の考えになってるかもしれない。読み返してみると的外れなことばかりしれない。それでも佐久間くんや各コンビについてじっくり考える良い機会になった。決して理解しきれないほどの努力や色々な葛藤、悩みがあって、時には苦しかったり悲しかったりする日もあって、それでもアイドルとして立ってくれているのは奇跡みたいなものだと思った。奇跡がいくつも繋がって、いつしか当たり前になって、それが最後まで続けば永遠になるのかもしれない。いつか終わりは来るけれど忘れさえしなければ、大切な宝物として抱きしめ続ければ少なくとも私にとって彼らは永遠にぴかぴかの一等星として輝き続ける。できる限り、いつかが遠い未来でありますように。私やたくさんの人の記憶に残る彼らが笑顔でありますように。彼らが毎日楽しく過ごせますように。朝が来ることに怯えず、ちゃんとご飯を美味しく食べられますように。良い日だったと思いながら眠りにつけますように。そう願っています。おしまい。